正確な組織体系

正確な情報の組織体系では、情報を細かく定義された排他的なセクションに分けるのが普通です。電話帳におけるアルファベット順がよい例でしょう。探している相手の姓が分かれば、この体系で検索するのは極めて簡単です。“Porter”はOとQの間のPのセクションに掲載されているということがすぐわかります。これは「既知項目検索」と呼ばれるものです。探しているものが分かり、かつどこを探せばよいかもわかるため、ここにあいまいさはありません。ところが、正確な組織体系では、ユーザーは探しているリソースの正確な名称が分かっていなければなりません。例えば「配管工を探している」というだけでは、アルファベット順になっている電話帳は役に立ちません。正確な組織体系の設計と保守は、比較的簡単なことと言えるでしょう。項目をカテゴリーに分類するという作業を自動的に行えることが多く、使用するのも簡単だからです。以下、頻繁に使用される組織体系を紹介します。最初に「アルファベット順」が挙げられます。アルファベット順の組織体系は、辞書や百科事典などに使われ、ほとんどの実用書では、アルファベット順のインデックスが付いています。電話帳、デパートのディレクトリ、書店、図書館でも、26文字のアルファベットを使用してコンテンツを組織化されています。アルファベット順の組織化は、他の組織体系の傘の役割を担います。姓、製品、サービス、部署、形式にグループ化された情報がさらにアルファベット順に分類されていることがあります。次に「時系列」が挙げられます。情報の種類によっては、時系列の組織化の方が適切な場合もあります。例えば、プレスリリースのアーカイブはリリース日付によって組織化されることになります。プレスリリースのアーカイブは、時系列的な組織体系にもっとも適しているといえます。発表された日付はリリースのもっとも重要なコンテキストです。ところが、タイトルごとのブラウジングやキーワードでの検索を望むユーザーもいるかもしれません。その場合は、各種の組織体系を組み合わせて補完しなければならないこともでてきます。歴史に関する本、雑誌のアーカイブ、日記、テレビ番組表などは時系列で組織化される傾向にあります。最後に「地理的」なものが挙げられます。場所は、情報の重要な特性となることがよくあります。ある場所から別の場所に移動したり、政治的、社会的、経済的な事柄は、場所に依存することがよくあるからです。国境紛争地域を除けば、地理的な組織体系の設計と使用は、非常に分かりやすいかもしれません。ユーザーはマウスを使って地図から場所を指定すれば済むからです。

1月 18, 2020

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